株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:瀧本 恒 以下、電通デジタル)は、デジタル広告におけるCookieに依存しない計測基盤「X-Stack Connect(クロススタック・コネクト)」において、LINEヤフーが提供する「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 Conversion API」への連携を開始しました。
これにより、従来より対応しているものを含め全5つのプラットフォームで、これまでのウェブサイトによるCookie計測ではなくサーバーのアクセスログやPIIを使用した広告計測が可能になります。

拡大画像:X-Stack Connectのプラットフォーム連携に関する相関図です。送信シグナルとしてアクセスログ、PII(ユーザーから適切な許諾を得た上で活用)があり、それらがプライバシーに配慮したCookie Free時代の新計測基盤「X-Stack Connect」に活用されます。そこからプラットフォーム連携先として、Meta、Google、X、TikTok、LINEヤフーに接続されます。他プラットフォームも随時追加予定です。

世界的なプライバシー保護の潮流に合わせ、デジタル広告の計測を支えてきたCookieの利用に制限がかかり、特に2024年はChromeにおいて3rd Party Cookieの廃止予定がある中で、電通デジタルでは、Cookieに依存しない"Cookieフリー時代"に向けて、正しいユーザーのウェブサイト上の行動計測とそれに基づくマーケティング施策の最適化維持を可能にする計測基盤「X-Stack Connect」を2021年より提供しています。
「X-Stack Connect」は、サーバーへのアクセスログやPIIの収集・整形を型化し、汎用的に各プラットフォーマーへの接続を行うことで、持続可能性の高いコンバージョン計測を実現します。さらに、その基盤は広告主企業が保有するクラウド環境下で構築することを原則としているため、企業が取得した個人情報などのデータをセキュアな環境で利活用することが可能で、導入時には技術的なサポートだけでなくユーザーへの許諾取得等も含めたコンサルティングを行い、プライバシー保護に対する一気通貫のサポートを提供しています。

各プラットフォームにおける成果事例

この度新たに対応した「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 Conversion API」における先行事例として、PIIを活用することで従来のWebコンバージョンタグに比べ補足できるコンバージョン数が33%改善する結果が得られました。また「LINE Conversion API」においても19%のコンバージョン数の改善を実現しています。

拡大画像:Yahoo!広告 ディスプレイ広告と、LINE広告のコンバージョン数を比較した図です。Yahoo!広告 ディスプレイ広告では、Coversion APIありの場合、33%改善。LINE広告では19%改善しました。このデータの参照もととして、Yahoo!広告 ディスプレイ広告は、Yahoo!ディスプレイ広告サーバーログにおける集計結果(LINEヤフー調べ)、LINE広告は、LINE広告管理画面による集計結果(電通デジタル調べ)

電通デジタルは、今後も「X-Stack Connect」の活用とさらなる機能拡充を行い、Cookieフリー時代における企業のプライバシー保護とマーケティングニーズに応えた持続的な成長を支援してまいります。


PIIとは特定の個人を識別するために使用される一連のデータ

以上

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